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「障害」では無く「個性」!発達障害の子供に対する接し方

「感情のコントロールが出来ない」「こだわりが強い」「片付けが苦手」子育てでこのような悩みを持ったことはありませんか?
  幼稚園や保育園では集団生活になります。
発達障害の子供は集団生活が上手くいかずに、度々問題を起こしてしまうことがあります。
そんな時、
「自分の子育てが間違っているのか。」
「この子はこれから先ずっと問題を起こし続けてしまうのか。」
と、不安になってしまうママも少なくありません。
  また、発達障害は病気では無いため「完治」という概念がありません。
そのため自分の子供が発達障害と診断されて絶望してしまうこともあるでしょう。

しかしながら、確かに発達障害は「完治」しませんが、幼稚園や保育園でのトラブルを減らしたりして発達障害では無い子と同じように生活することは可能です。
今回は、子供の発達障害について紹介したいと思います。

発達障害とは?

突然ですが、皆様は「発達障害」という言葉にどのようなイメージを持ってますか?
「発達障害」というと差別的な言葉、悪口というイメージを持ってる方も多いのではないでしょうか?
先程も述べたとおり、発達障害は病気ではありません。
そして「障害」という言葉がついてますがどちらかと言うと「個性」の方が発達障害に近いです。
また、「発達障害」と一括りにされていますが発達障害には、様々な種類があります。

①自閉症

自閉症には、様々な症状があり、出てくる症状も人によって異なります。
WHOの診断基準では以下のように定義されています。
⑴対人社会性の質的な障害
⑵言語コミュニケーションの質的障害
⑶強いこだわり
以上3つの特徴をみとめ、これらの特徴が原因で社会生活が困難になっている状態を自閉症と定義しています
また、後述のアスペルガー症候群と合わせて「自閉症スペクトラム」と診断されることもあります。

②アスペルガー症候群

アスペルガー症候群では、自閉症と同じ「コミュニケーション障害」「社会性発達の障害」「物事への強いこだわり」などの症状が現れることがあります。
しかし、自閉症では知的障害や言語発達の遅れが見られることがありますがアスペルガー症候群ではそれらは見られません。

③ADHD(注意欠陥・多動性障害)
ADHD(Attention-deficit/hyperactivity disorder)とは、その名の通り「じっとしてられない」「落ち着かない」「注意力がなく忘れ物やミスが多い」「物をなくしやすい」などの症状が見られます。
またADHDは成長や環境の変化に伴って症状が落ち着くことも悪化することもあります。

④LD(学習障害)

学習障害は「読む」「書く」「計算・推理する」「話す」等が苦手です。
子供が小学校に上がると授業がありますが、授業を真面目に聞き、しっかり勉強をしてもテストの点数が低い場合LDの可能性があります。
ただし、LDの場合は知能には問題がありません。
日本では、旧文部科学省は1999年にLDについて以下のように定義しています。
「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。」

⑤チック障害

チック障害は、発達障害に分類されていますがコミュニケーション能力や知能指数等には問題がありません。
症状は「運動性チック」と「音声チック」に分類されます。

まず、「運動性チック」は、自分の意思に関係なく筋肉の収縮が急激に起こり、不規則に反復します。
意図しない瞬きなどがこれに含まれます。

次に「音声チック」は咳払いや発声が自分の意志とは関係なく起こります。
発声の内容は意味の無い単語や、人前で発するのがはばかられる単語、状況に合わない単語の連用、他人の発した単語の反復など色々なパターンがあります。

発達障害を持つ子どもへの接し方

①自閉症の子どもへの接し方

・自分とは物の感じ方が異なることを理解する。
自閉症の子供は物事について独特な受け取り方をしたりします。
そのため「これくらいなら言わなくても分かるだろう」という捉え方は危険です。
・わかりやすい指示の仕方を心がける。
自閉症の子供には「靴を履いて」などの短文や絵や写真などを用いた視覚的な説明が有効だと言われています。
・望ましい行動があれば褒める
望ましい行動の後に褒めるという行動をすると子供はその「望ましい行動」を繰り返すようになります。
・不安な気持ちに寄り添う
自閉症の子どもはいつもと違う状況になると不安を覚えます。
これから、何が起こるのかを分かりやすくはっきり伝えることで子どもの不安はだいぶ減ります。

②アスペルガー症候群の子供への接し方

・言ってはいけないことははっきりと伝える
アスペルガー症候群の子供は思ったことをそのまま言ってしまうことがあり、相手に不愉快な思いをさせてしまうことがあります。
例えば、知らない人に「あの人は太ってるね。」等失礼な発言をしたら「ダメ」だと叱るよりも「そんなことを言ったら悲しい思いをさせてしまうからやめよう。」などと相手の気持ちを認識できるように説明しましょう。

・騒音が苦手な子どもには騒音をシャットアウトしたりその場から離れる
騒音をシャットアウトするアイテムとして「イヤーマフ」がネットなどで販売されています。
騒音が苦手な子どもには効果的なアイテムと言えますが道路での横断、自転車の運転時などは交通事故のリスクが上がるため注意しましょう。

③ADHDの子供への接し方

・片付けが苦手な子供にはおもちゃを出していいゾーンを決める
部屋の中におもちゃを出していいゾーンを決めて「おもちゃをだしていいのはここまでです。外に出たおもちゃはママが貰います」等と約束して約束が守れたら子供を褒めてあげましょう。
また、おもちゃの片付けは分かりやすいよう絵や写真を付けると効果的です。

・宿題が出来ない場合はなぜ出来ないのかを考える。
まず、宿題が出来ないと言っても
⑴集中力がない
⑵宿題があることを忘れてしまう。
⑶やりたいことを先にして宿題に気持ちを切り替えるとことが出来ない。
⑷勉強が苦手で宿題が出来ない
など色々な要因があります。
集中力がない場合、衝立などを使い宿題以外のことに視覚に注意が行かないように工夫することが大切です。
宿題を忘れてしまう場合は宿題を入れるファイルを決めて必ず宿題をそのファイルに入れるよう週間づけましょう。
また、連絡帳などを活用することも有効です。
やりたいことから宿題へ気持ちが切り替わらない場合はテレビや遊びの前に先に宿題を済ませておく習慣を付けておきましょう。
勉強が苦手な場合は家庭教師や個人塾を検討するのが良いでしょう。

・落ち着かないのは不安や緊張が原因!
ADHDの子供が落ち着きがなくソワソワしているのは実は不安や緊張によるものが多いです。
そしてきつく注意した場合さらに不安や緊張が増して自分でコントロールすることが出来なくなってしまいます。
お絵描きセットなど子どもが夢中になれるアイテムを用意しましょう。

④学習障害の子供への接し方

・「個性」を理解して何が得意で何が苦手なのか把握する。
学習障害といっても、「読むのが苦手」「書くことが苦手」など子供によって得意なことや苦手なことは様々です。
それに合わせた教材を使うことで子供にあった学習が可能です。
また、得意なことについては才能を伸ばしてあげるようにしましょう。

・出来なくても叱らない、他人と比べない
出来ないことがあってもきつく叱るのは辞めましょう。
その代わりにどうすればより出来るようになるか、学びやすいかを子供の気持ちに寄り添って考えることが大切です。
また、学習障害の子供には能力に偏りがあるため、他のきょうだいや友達と比較することは絶対にやめましょう。

⑤チック症の子供への接し方

1.症状が出ても叱らない、子供の前でチック症の話をしない。
症状が出る原因は精神的なストレスだと言われています。
子供にチック症の症状が出ていることを注意したり大人が子供に聞こえるように「今日は症状が重かった。」などと話すのは控えましょう。
そして、癖の様なものだと受け入れてください。

まとめ
「発達障害」といっても様々なパターンがありそれにより対処法も様々です。
ですが、いずれのパターンにも共通することは「子供の気持ちに寄り添い、理解する」ということではないでしょうか。