みなさんは子供の頃に歌った手遊び歌、まだ歌えますか?
アルプス一万尺
おべんとうばこのうた
ひげじいさん
私にとってはもう30年以上前に歌っていたものですが、今も歌えます。
みなさんも、体に染みついて忘れないという手遊び歌がいくつもあると思います。
子供たちが英語の手遊び歌で遊べば、どうなると思いますか。
英語だ! 勉強だ!
と気負わなくても、家で遊びながら英語を学んじゃいます。
今回は、定番の中から子供の食いつきがいい8曲をご紹介します。
年齢を問わず使えて、Youtubeで見られるものを選びましたので、動画を見ながらお子さんと一緒に歌ってください。
目次
手遊び歌で英語を学ぶメリット

手遊び歌は、情操を養い、集中力やコミュニケーション力の育成といった教育的効果があり、脳の活性化といった側面から高齢者のリハビリにも利用されます。
この手遊び歌を英語でやることで、場所や人数を選ばない、お金もかからない、コスパ最高の英語学習教材になります。
何より、子供は歌が大好きで、同じ歌を何度も繰り返します。
楽しみながら自然に覚えられれば、歌に使われている単語・文法やフレーズが体に浸透します。一夜漬けの逆の効果ですね。
英語の手遊び歌8選
1.Open Shut Them
●●●遊び方●●●
Open shut them, Open shut them 両手を開いて閉じる、開いて閉じる
Give a little clap, clap, clap 手拍子3回
Open shut them, Open shut them 両手を開いて閉じる、開いて閉じる
Put them in your lap, lap, lap. 膝の上に手をそっと置く
1番のOpen Shut Themがよく歌われる部分です。
2番以降はbigやsmallといった簡単な単語の繰り返しになるので、動画を参考に、歌詞に合わせて動いてみましょう。
うちでも、この歌を赤ちゃんの頃から歌って聞かせていました。座ったまま手だけで動きを表現するので、目の前で見せたり、歌に合わせて赤ちゃんを触ってあげたりすると興味津々に聞いてくれます。
また、幼児期に自分なりに歌えるようになったら、早さを変えたり、声の大きさを変えたり変化をつけてチャレンジしましょう。
●●●歌詞●●● Open shut them, open shut them. Big and small. Please. No, thank you. Fast and slow. Loud and quiet. Peek-a-boo. |
2.One Little Finger
●●●遊び方●●●
One little finger, 人差し指を曲げたり伸ばしたり
One little finger,
One little finger.
Tap tap tap 人差し指同士で3回叩く
Point your finger up. 上を指さして
Point your finger down. 下を指さして
Put it on your head. 人差し指を頭の上に置いて
Head! 人差し指を頭につけて大きな声で!
歌詞は単純な繰り返しですが、pointする場所が最後に指示されるので、次はどこをpointするんだろうとわくわくしながら聞いてくれます。
2番以降のTap tap tapでは、前回pointしたところを3回叩きましょう。
(2番ならheadを、3番ならnoseを・・・というふうになります。)
それぞれ最後に大きな声で言うところは、テンションマックスでリピートです。
慣れてきたら、pointする場所を変えたり、子供に選ばせたりすると単語の定着をチェックできます。
●●●歌詞●●● One little finger, one little finger, one little finger. One little finger, one little finger, one little finger. One little finger, one little finger, one little finger. One little finger, one little finger, one little finger. One little finger, one little finger, one little finger. One little finger, one little finger, one little finger. Put it on your leg. Now let’s wave goodbye. |
3.Where Is Daddy?
●●●遊び方●●●
Where is daddy? Where is daddy? (両手を後ろに隠す)
Here I am. Here I am. 右手の親指が登場、左の親指が登場
How are you this morning? 右手の親指がおじぎする
Very well, I thank you. 左手の親指がおじぎする
Run away. Run away. 右手を後ろに隠す、左手を後ろに隠す
歌が始まる前に両手を後ろに隠すところから始まるので、曲を流さなくても両手を後ろに隠すだけで「あ、あの歌だ!」と、子供も準備してくれます。
メロディは「グーチョキパーでなにつくろう」と同じですから、すぐ覚えられます。
声色を変えながら歌ったり、子供と交互に歌ったりしてデュエット風に歌うと盛り上がります。
慣れてくると、子供が自分で替え歌するようになるので、そのときは臨機応変に付き合ってあげてください。
●●●歌詞●●● Where is daddy? Where is daddy? Where is mommy? Where is mommy? Where is brother? Where is brother? Where is sister? Where is sister? Where is baby? Where is baby? |
4.Head Shoulders Knees & Toes
●●●遊び方●●●
Head, shoulders, knees, and toes, knees and toes. 頭・肩・膝・つま先を指さす
Head, shoulders, knees, and toes, knees and toes. 頭・肩・膝・つま先を指さす
And eyes and ears and mouth and nose. 目・耳・口・鼻を指さす
Head, shoulders, knees, and toes, knees and toes. 頭・肩・膝・つま先を指さす
子供はtoesの部分で、適当に足をポンとしちゃうので、うちはなかなかtoeを覚えませんでした。(日本語版だと足をポンですもんね。)
でも、英会話教室の先生が足を伸ばして座った状態で歌っていて、それを真似するとうまくつま先をポンとできたんです。
親子で向かい合わせに座ったり、すぐ隣に座って動きを合わせたりできるので、立って歌うより動きがシンクロして楽しめます。
●●●歌詞●●● Head, shoulders, knees, and toes, knees and toes. One more time! Head, shoulders, knees, and toes, knees and toes. |
5.Itsy Bitsy Spider
●●●遊び方●●●
The Itsy Bitsy Spider ファインダーをのぞくジェスチャーのように親指と人差し指を合わせる
Went up the water spout 指を交互に動かして登る動作をする
Down came the rain 雨がざーっと降ってくるように両手を下ろす
And washed the spider out アンパイアがセーフをポーズするように
Out came the sun and it dried out all the rain 頭の上に両手で丸を作る
And the Itsy Bitsy Spider went up the spout again また指で登る動作をする
私はこれを歌うのが苦手です。メロディはほとんど「静かな湖畔」なんですが、いざ歌うとテンポが速く感じます。
でも、子供は蜘蛛のジェスチャーをするだけでテンションが上がるようで、私のつたない英語でも、一生懸命リズムに合わせて指をくねくねさせます。
ここまでで紹介した単純な繰り返しの歌ではなく、少しストーリー性がある・虫が出てくるというあたりが子供の心をつかむようです。
●●●歌詞●●● The Itsy Bitsy Spider went up the water spout Down came the rain and washed the spider out Out came the sun and it dried out all the rain And the Itsy Bitsy Spider went up the spout again. |
6.Wheels On The Bus
●●●遊び方●●●
親は足を伸ばして座り、子供を膝の上に乗せましょう。
節ごとに以下の部分で手遊びを入れます。
1番:round and round 両手を体の前でぐるぐる回す
2番:open and shut. 両手を開いたり閉じたりする
3番:swish, swish, swish 両手を頭の上で左右に振る
4番:beep, beep, beep 左手は握り拳、右手でそれを叩く
5番:up and down 凸凹道をイメージして親の膝を上げ下げする
6番:wah, wah, wah 泣き真似をする
7番:shh, shh, shh 「静かにして」のジェスチャー
うちの子がはまったのは、ワイパーの部分です。動きの大きさやswishを繰り返して言う難しさが、むしろ楽しいようです。
擬態語・擬音語がたくさん出てくるし、しつこいくらいに繰り返すので、子供の耳に残りやすい歌です。
みなさんのお子さんはどの部分がお気に入りになるでしょうか。
●●●歌詞●●● The wheels on the bus go round and round. The doors on the bus go open and shut. The wipers on the bus go swish, swish, swish. The horn on the bus goes beep, beep, beep. The people on the bus go up and down. The babies on the bus go “Wah, wah, wah!” The mommies on the bus go “Shh, shh, shh!” |
7.Humpty Dumpty
●●●遊び方●●●
Humpty Dumpty 右手でアイーンのポーズ
Sat on a wall, 右手に左手を重ねて上下させる
Humpty Dumpty バンザイ
Had a great fall. 床に倒れ込む
All the king’s horses 乗馬のジェスチャー
And all the king’s men 敬礼のポーズ
Couldn’t put Humpty together again. 人差し指を立てて左右に揺らす
5曲目の“Itsy Bitsy Spider”同様マザーグースの一つです。
動画のとおり3回繰り返して歌ってあげてください。
Humpty Dumptyという不思議なキャラクターや王様に馬など、マザーグースの世界観に触れるには、歌が一番ですね。
うちの子はまだ歌詞の意味を理解しておらず、まずは曲に親しんでからでもいいかなと思っていますが、いつかマザーグースの世界をイメージしながら歌ってくれたらと思います。
抑揚の少ないメロディで淡々とした歌ですが、Had a great fallで豪華に倒れて大笑いしています。
●●●歌詞●●● Humpty Dumpty sat on a wall, |
8.Hickory Dickory Dock
●●●遊び方●●●
Hickory dickory dock. 両手を合わせて左右に揺らす
The mouse went up the clock. 左腕を立てて右手の人差し指と中指を登らせていく
The clock struck one. 手拍子1回
The mouse went down. 右腕を立てて左手の人差し指と中指を下ろしていく
Hickory dickory dock. 両手を合わせて左右に揺らす
Tick tock. Tick tock. Tick tock. Tick tock. 両手を合わせて左右に揺らす
最後もマザーグースからの1曲です。
1番、2番と進むごとに時計の鳴る数が増えていくので、手拍子の回数も増やしてください。
歌うのも手を動かすのも忙しい曲なのですが、一定したリズムと先が読める繰り返しで、子供はなんとかついて行こうとしてチャレンジします。
●●●歌詞●●● Hickory dickory dock. A snake. A squirrel. A cat. A monkey. An elephant?! Oh no! |
まとめ
3曲目の”Where Is Daddy?”以外はSuper Simple Songs|Super Simple公式ページで検索するとYoutubeと同じ動画を見ながら、別枠に歌詞が表示されるので分かりやすいです。
子供によって興味を示さない曲もあると思いますが、そこは気にしないで、気に入りそうな曲を何度も聞かせてあげてください。
どれにも興味を示さなかったのなら、まずママ・パパが口ずさめるまで聞いてください。手遊び歌は文章が短いですし、繰り返しが多く、マザーグースの押韻などはすぐに覚える手助けになります。
ママ・パパが口ずさんでいるのを聞いて、子供がつい真似して歌うようになればこっちのもの!
特別な時間を作らなくても、自然と家庭内に英語環境が作られていくようになります。