そんな悩みを抱えながら、うまく英語の時間を作れないでいるママ・パパもいるんじゃないでしょうか。
もっと手軽に英語の映像と音声を子供に見せられる方法があるんです!
子供向けのテレビ番組で海外制作されたものには英語の副音声がつけられているものがたくさんあります。
この番組を英語の副音声で見れば、テレビ番組を見ながら英語も楽しめちゃいます。
もちろん地上波で放送されているものなので、入会や接続といった作業は必要はなく、手元のリモコン1つで始められます。
英語学習って、「勉強」になったとたん苦痛になってしいますよね。
もちろん将来は、英語を「勉強」しなければならない日が来ます。
でも、幼児期から英語を学ぶなら、「楽しむ」ことが最優先です。
いつも見ているテレビ番組が英語で聞こえてきたら、子供たちはどう反応するでしょうか。
お気に入りの番組であれば、登場人物や話の流れが分かっているので、英語でもついていけます。
あまり見ない番組でも、あくまで子供向け番組です。映像や音楽で楽しみながら英語を耳に入れることができます。
楽しみながら英語を学べば、子供はそれを繰り返します。
繰り返せば、自然と英語が口から出てくるようになります。
この好循環で楽しく英語を身につけてもらいましょう。
今回は、実際に我が家の幼稚園児から小学生が番組を見ているものも含めて、副音声で英語で見られる番組をご紹介します。
目次
副音声の設定方法
まずは、テレビで副音声を設定する方法を確認しましょう。
副音声で視聴するには、まず番組表を見て、二のマークがついている番組であることを確認してください。
これは、二か国語放送という意味です。
このマークがなければ、日本語のみで放送される番組です。
- テレビで見たい番組をつけます。
- リモコンの「音声」あるいは「音声切替」ボタンを押します。
- テレビ画面の右上に「音声2 ステレオ」と表示されると英語に切り替わります。
たったこれだけです!
副音声で見るメリット
副音声のついた番組の中でも子供向けのものは、一話完結型で毎回違うお話が見られたり、一話完結型じゃなくてもスクールものは小学生の心を掴むようです。
その他にも、以下のようなメリットがあります。
英語のDVD教材は高価なものが多いです。
親としては、「せっかく買ったんだから」と、子供の気が向かないときでも見せようとしてしまうこともありますが、逆効果になりかねません。
レンタルやVOD(ビデオ・オン・デマンド)もリーズナブルですが、テレビ番組ならそれよりもはるかに低コストで継続して英語を聞くことができます。
副音声のついた番組はほぼ海外制作されたものですので、オリジナルは英語です。
(もちろん英語圏での制作番組は英語、その他の言語も数少ないですがあります。)
つまり、ネイティブスピーカーの声がそのまま聞けるのです。
トーマスの声って本当はこんな声だったの!?
サンダーマンの大げさな身振りと声が完全に一致してる!!
(オリジナルなので当たり前ですね)
などなど、英語を聞くという学習面以外も楽しめちゃいます。
冒頭でもご説明したように、子供は「英語だ!勉強だ!」となるとモチベーションが下がってしまいます。
遊びの延長に英語を置いてあげることで、抵抗なく始めることができて、子供本人から「また英語で見たい」という意欲を引き出します。
こういったことで感じた「楽しさ」は、小学校で英語が始まっても学びを伸ばしてくれます。
子供に集中して楽しんでもらうには、いくつか方程式があります。
詳細は以下の記事にもまとめておりますので、そちらもご参照ください。

その方程式の一つに集中力の持続時間があります。
子供向け番組は日本のものでも海外のものでも、子供の集中力に合わせて短く構成されています。
いくらトーマスが好きだからと録画を流し続けたとしても、集中力の持続時間を超えれば、子供は聞こえているかもしれませんが、聞いていません。
英語を聞くときは英語を聞く、他の遊びをするときはその遊びに集中するといったメリハリをつけてあげることでそれぞれの楽しみを失わずに続けることができて、より効果的です。
副音声で英語が聞ける子供向け番組
それでは、副音声で英語が聞けるテレビ番組をご紹介します。
ミッフィーのぼうけん(NHK Eテレ)
絵本の中に入り込んだような、ミッフィーの世界観そのままです。
一話一話の登場人物が少なく、ゆっくりしたテンポで短時間のため耳を慣らしていくのにおすすめです。
GO!GO!チャギントン(フジテレビ)
機関車シリーズとして、チャギントンとトーマスは外せませんね。それを副音声で見れば、楽しいし英語が学べるし、一石二鳥です。
トーマスよりお話が軽快に進むので、見やすいです。キャラそれぞれに口癖があるのでそれを真似するところから始めてもいいですね。
きかんしゃトーマスとなかまたち(NHK Eテレ)
機関車シリーズの大御所ですね。一話完結ではあるものの、仲間が増えたり、新しい仕事ができるようになったり、トーマスたちの失敗や成長を応援できる番組になっています。
2021年春公開の劇場版では、日本から来た超特急という設定でゼロ系新幹線が新キャラクターとして登場するのも楽しみです。
おさるのジョージ(NHK Eテレ)
うちの幼稚園児と小学生が一緒に欠かさず見ている番組です。
主人公のおさるのジョージは話しません(サル語を話します)。ジョージがチャレンジをして試行錯誤する様子をナレーションが説明してくれるところが、英語をつかむチャンスです。
スポンジ・ボブ(NHK Eテレ)
これもうちの子供たちがよく見ていますが、話が独特の展開をするので、日本語で見ても「なんだそれ」と言いたくなる場面があります。
英語で見るとなお「???」となるんですが、子供はノリだけで見て、おなじみの歌で盛り上がります。
リトル・チャロ(NHK Eテレ)
中学レベルの英語です。NHKが英語教材としての活用を目的に制作したものなので、英語学習にもってこいです。
犬の物語で、いろいろな犬種が出てきます。主人公は日本から来た犬なので英語は片言です。他の犬(ネイティブスピーカー)が話す英語との違いを捉えるのもいいと思います。
超能力ファミリー サンダーマン シーズン4(NHK Eテレ)
アニメではなく実写です。それぞれのキャラが個性的で、英語についていけないとしても話はなんとなく分かります。
典型的なシットコムコメディー(固定的な舞台セットを使い、観客の笑い声が入るもの)で、アニメより海外の文化もリアルに見ることができます。
ミルドレッドの魔女学校 シーズン2(NHK Eテレ)
(10/30(金)スタート)
こちらも実写です。ハリーポッターよりも古くからイギリスで親しまれてきた魔法シリーズです。
ハリーポッターのような冒険や闘いではなく、学校内でのいじめなんかもあって、むしろスクールものに近く、うちの女子小学生がはまっています。
地球ドラマチック(NHK Eテレ)
世界中で制作されたドキュメンタリーで、主音声では日本語で見られます。副音声にすると、英語が多いですが、制作国の言語で視聴することができます。
これを子供が英語教材として見るにはハードルが高いかもしれませんが、ドキュメンタリーとして見応えがあり面白いです。
恐竜や宇宙、動物、昆虫などお子さんが興味を持っているテーマの回だけ録画して、時間があるときに日本語→英語というふうにじっくり視聴するのもおすすめです。
まとめ
リモコンの「音声」あるいは「音声切替」ボタンを押して、テレビ画面の右上に「音声2 ステレオ」と表示させる。
- DVDを用意するより低コスト
- ネイティブスピーカーの音声が聞ける
- 遊びと勉強の境目がない
- 視聴時間が短い
登場人物の口癖やノリノリのテーマソングなど、お子さんの印象に残ったところから英語が口をついて出てくるようになります。
テレビを見ていないときでも、ママ・パパも一緒に同じフレーズを繰り返してあげることでどんどん定着しますよ。