健康

足の機能を高めるミニマルシューズ

シューズはフットストライクに影響します。

前回、靴を履いたランナーの95%が「ヒールストライク」となるというお話しをしました。そして、「ヒールストライク」走法ではケガが衝撃的な負荷が大きくケガをしやすくなるということでしたね。

しかし現代の環境においては靴は手放せません!

では、裸足のランニングに近づけるにはどうしたらよいでしょうか?

ここで「ミニマルシューズ」をおすすめしたいと思います。

「ミニマルシューズ」って何なの?

「ミニマルシューズ」は裸足のランニングに似た走りになるようにデザインされたシューズです。それではミニマルシューズについて学んでいきましょう。

  1. ミニマルシューズはなぜ裸足と似た走りになるの?
  2. ミニマルシューズの種類
  3. ミニマルシューズ別によるメカニクスの違いは?
  4. ミニマルシューズはアキレス腱に悪いの?

①ミニマルシューズはなぜ裸足と似た走りになるの?

地面の感触をそのまま感じることが出来るのが「ミニマルシューズ」です。普段私達を大いに甘やかしているサポートやクッションがありません。なので裸足と似た走りとなり、身体が本来持っている機能を存分に発揮することになります。

つまり足部の本来の機能を高めることができ、そしてさらに足部で作った力を効率よく身体全体に伝達していくことが出来るのです。

②ミニマルシューズの種類

「ミニマルシューズ」は全て同じではありません。ミニマルシューズには「フルのミニマルシューズ」と「部分的なミニマルシューズ」とあります。

「フルのミニマルシューズ」はドロップ(シューズの踵とつま先の厚みの差)や中敷きがありません。そして運動制御やアーチサポート、クッションもありません。

それに対して「部分的なミニマルシューズ」は、最小限のドロップやアーチサポートやクッション等が備わっています。

③ミニマルシューズ別によるメカニクスの違いは?

「フルのミニマルシューズ」は裸足のランニングとほぼ同じメカニクスとなります。「部分的なミニマルシューズ」は普通のランニングシューズとほぼ同じメカニクスとなります。

ってことは…結論、「部分的なミニマルシューズ」では裸足のランニングを実現することができません。

靴底の内外側・後方のフレアーがある場合、足・膝・股関節の周りのトルクを増加させます。ランニングシューズで走っている時よりも、裸足で走っている時の方が優位にトルクは小さいのです。つまりフレアーは歩行そのものを変換させる要因となります。

④ミニマルシューズはアキレス腱に悪いの?

ミニマルシューズは裸足と同様に、フォアフットストライクで接地し、足のバネを利用しながら走る走法を実現します。ということはアキレス腱に負担がかかりやすいですよね。

しかし、ミニマルシューズに慣れている人は、アキレス腱の横断面積が広く、伸張性が低く、より硬くなっているそうです。

ってことは身体が順応してアキレス腱を強くしているんですね。人間の身体ってすごいですね!

ただし、急にクッションのある靴からフルのミニマルシューズに転換させると痛みを招く可能性が十分にあります。身体が慣れるにはゆっくりプログレッションしていく必要性がありますのでご注意ください。

まとめ

裸足の走行を実現する「ミニマルシューズ」についてお話ししていきました。

ミニマルシューズは足部の機能を高め、足部で作ったエネルギーを効率よく身体全体に伝達してくれます。ただし、ミニマルシューズにも種類があり、「フルのミニマルシューズ」が裸足の走行を実現してくれることがわかりました。

しかし、急にクッションのある靴からミニマルシューズでのランニングに転換させると身体がついていかず、痛みの原因となりかねません。ゆっくりと移行させていく必要がある事を理解していただけると幸いです。